生きたい未来をイキイキ語ろう
ぼくは、2020年の開校時に、「かざこしミーティング」を立ち上げた。
立ち上げ当初の思いはこちらに書き記してある。ここでは、立ち上げに至るプロセスはもちろん、立ち上げていくうえで、向かって行きたい未来のことも思い描いている。
そして、そこから初年度最後の第10回までのことは、同じくかぜのーとに全て書き記した。
この時点では、もうぼくひとりの場ではなく、ファシリテーターチームという中心的な子どもたちのチームのみんなとつくる場になっていた。そこでもやはり、「第100回になったら、集まろうぜ!」みたいに、こうなったらいいなを思いっきり思い描いていた。
しかし、今年度。まだかぜのーとは一度も書かず、いや、書けずにいる。こうなったらいいな!の未来を思い描き語り合うことも無くなってしまった。
何がそうさせてしまったのかはわからない。でも、確かに向かう先を見失っていた。一時は、「かざこしミーティング必要なくね?」という話にもなった。
それは何より、ぼく自身が語れなくなったことが根っこの問題としてあった。開校2年目。あらゆる状況のなかで、自分のベストを尽くしてきた結果、とっ散らかって見失うことになっていった。
かざこしミーティングを真ん中に置けなくなってしまった。ほんとうに苦しかったし、苦しませてしまったこともあって申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
そんななかで、年明けに情景を描くということからはじめる動きのなかで、「こうなったらいいな」を思い描くところからはじめることに立ち返る機会があったり。
観念して諦めるということで見えてきたことがあったりして。
大事なことに改めて気づきはじめていった。このタイミングで、ぼくは、大事な人に連絡をした。そう、かざこしミーティングを立ち上げるとき、そこから1年、誰よりも近くでともに歩んできたまーぼーだ。まーぼーと、かざこしミーティングの最初の1年を振り返った対談記事もある。
ここぞと言わんばかりに思いが溢れてきて、それはまあ、ほんとうに幸せな時間だった。あっという間に1時間が過ぎていた。
まーぼーはこういう。

「生きたい未来についてイキイキと語ること」は、ほんとうに人に力を与えてくれる。立ち上げ初年度は、毎月毎月まーぼーと語り合っていた。こうなったらいいな、の未来の情景を。そして、それを子どもたちとも分かち合ってきた。
そして、今、改めて「100回目」の情景を描きはじめることにした。まだ書き出しで、書き切れる気がしないけど、なんだかワクワクしている。そして、これを子どもたち、いや、仲間たちと分かち合えることが今から楽しみで仕方がない。
今週はオンライン登校となってしまった。日々、いろんなことに振り回されて、大事な中心軸は油断しているとあっという間に見失ってしまう。
そんなときこそ、「生きたい未来をイキイキと語ろう」。そうやって、これからも日々現実と対峙していきたいと思う。そう、自分に言い聞かせて。
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