No.5「手間がかかること、見逃さないこと」
1.今週のハイライト〜「関係の網目」を見る〜
2.あのツイートの裏側〜見えることを見逃さないこと〜
3.ぼくの探究日記〜自らの学びについて考えてみる〜
あとがき「あれから1年。あれから10年。」
まえがき「“気軽さ”の時代だからこそ、“手間がかかる”ことを」
この手紙を読んでくださっている“あなた”へ
さて、今日もこれを読み始めてくださった“あなた”に宛てに、ニュースレターを書き始めていきたいなあと思います。
このインターネット上で発信するということは、膨大な情報の大海原に、お便りを小瓶に詰めて、それを浮かべるようなもの。そんな中で、小瓶をゴミだと見過ごすことなく、気になって手にとり、中に入ったお便りに目を通してくださっているようなものだよなーと思いながら、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
とはいえ、書き始めは、「よっしゃー!楽しみだー!」っていうよりは、「さーて、書くかーーーー。」って感じなんですよね。。。
仕事もそう。朝起きてから準備するまでは、いつも憂鬱。それでも、身体化されたルーティンという名の流れにただ身を委ねて、出勤したころには、「よし!今日も頑張ろう!」と、気持ちが乗ってきて、前を向き始める。
昨日、ちょうどtheLetterを始めて1ヶ月ということで、clubhouseでここのプラットフォーム「theLetter」の開発者であり友人の濱本至とおしゃべりしてたんですけど、その時に、「ニュースレターは、大人の宿題のようなものだ」と、海外のとある有名人がツイートしてたということを聞きました。
「宿題」もやはり、やるまでは腰が重く、とっかかるまでに時間がかかりますよね・・・(夏休みの宿題は最終日に泣きながらやってた派です笑)。
このニュースレターも、自ら「宿題」を課しているようなものでもあるので、書き始めは、「さーて、書くかーーーー。」って感じなんだろうな。それでも、書き始めると乗ってくるので、もうこのあたりからは、ちょっとワクワクしはじめてきています。(なんじゃそら笑)
また、ニュースレターは、ある程度のまとまった情報が、いくつかのコーナーに分けられ、比較的、長い文章で構成されることが多いです。それは、気軽に書けるものではなく、ある程度、時間をとって書く必要があるということ。「宿題」感はそこからきているのかもしれませんね。
僕は、一度の配信でだいたい4、5時間程度かけます。これでも、推敲はほとんどせず、一気に書いて、ドーンと配信しているので、丁寧に推敲されている方は、もっと時間をかけているはず。(theLetterユーザーのとある方は、一度の配信に丸2日かけているとか)
これは同時に、読む側も同じことが言えます。気軽に読めるものではなく、ある程度、時間をとって読む必要がある。
新聞とまではいかなくても、140字のTwitterや短いネット記事とは違う。このあたりが、先ほどの「ニュースレターは、大人の宿題のようなものだ」の発言につながってくるところなんだろうな。
「気軽に書ける/読める」といった、“気軽さ”は、インターネットが発展してきた所以であり、インターネットを使った“気軽さ”を追い求めてきた時代に、この読み書きに“手間がかかる”ニュースレターというメディアは、ものすごく価値があるなあって思うんです。これは、始める前から期待していたものではなかったので、まさに棚ぼたでした。
“気軽さ”とは、“考えないで済むようにする”ということ。つまり、「インターネットの発展に伴って、人々は考えなくなった」ということです。
まあ、事実が切り取られたネット記事からの炎上とか、Twitterでのあれこれとかって、そういうことですよね。残念だなあと思いながら、傍観しているぼくも、そういったインターネット社会の一構成員だと思うと、なんとか動かないとな、と思うわけです。
“気軽さ”も大事。だけど、“考える”ということを徹底的にやっていきたい。それが楽しいんです。人が人として、幸せに過ごしていく上で、“考える”ということは、これ以上にない贅沢なんだと、ぼくは思っています。
とはいえ、“考える”ことは、めんどくさいことでもあり、エネルギーを消費する行為。できれば楽したい、“気軽さ”を求めたい。そう思うのも、人が人であるがゆえのこと。そういうことも認めた上で、です。
これらのことを踏まえて、僕は“気軽さ”の時代だからこそ、“手間がかかる”ニュースレターというメディアに結果として注目しているんだと自己認知しています。
そういえば、こんなメディアも登場してきていて、この動きはとっても関心があります。
これ、Kindle版購入して以降、途中までしか読めていないなあ。ニュースレターをはじめた今だからこそ、読むタイミングかもしれない。よし、読もう。
あと、余談ですが、ぼくの勤める軽井沢風越学園でも、「手間の追求」ということがスタッフ間で大切にしたいこととして共有されています。“手間がかかる”ことにこそ価値があるということは、これまでも大事にしてきたことなので、ニュースレターがビビッときたんだろうなあと。
ということで、今週も本題に入っていきたいなあと思っているんですけど、その前に、最後、ひとつ宣伝をさせてください!

こちら、clubhouseで毎週土曜日21時から1時間程度、このニュースレターを話題に、おしゃべりするルームを開きたいと思います。ぜひ、覗きに来てみてください。
というのも、昨日の場がすごく面白かったんですよね。

配信者と購読者と開発者が交わって、サービスについて語り合う。
このみんなでつくっていってる感じがたまらなく楽しい。
ぼくは、ただそういうことが好き。
ちなみに、clubhouseの招待枠余っているので、Twitter等でお気軽にご連絡くださいね!
今週の「お品書き」
ふぅ。やっと本題だー。
theLetterでのニュースレター配信をはじめてから早1ヶ月。
まえがき、今週の「お品書き」、3つのコーナー、あとがき。
このフォーマットがしっくりきているので、次の1ヶ月もこれまで通り続けていこうかと思っています。もし何かよりよくするアイデアあれば、ぜひこちらへ。
今週はこちらの3つです。
-
今週のハイライト〜「関係の網目」を見る〜
-
あのツイートの裏側〜見えることを見逃さないこと〜
-
ぼくの探究日記〜自らの学びについて考えてみる〜
早速行ってみよう!
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- 1.今週のハイライト〜「関係の網目」を見る〜
- 2.あのツイートの裏側〜見えることを見逃さないこと〜
- 3.ぼくの探究日記〜自らの学びについて考えてみる〜
- 「学び」と「お金」のエコシステム
- あとがき「あれから1年。あれから10年。」
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